ブランド時計を高く売りたい皆様へ、本記事を読んで一番高い売却法を学びましょう。
お手元のブランド時計を査定へ出す前に、本当にその会社で良いのか一度お考え頂きたい。それは、ブランド時計などの高級品の買取において、安い値段で買い叩かれてしまっている方が多過ぎるからだ。
昨今、「ブランド時計 買取」などのワードで検索すると、どのサイトも「ブランド時計 高く買います!」としか書かれていない。こうした煽り文句をそのまま受け入れてしまうと、ブランド時計を安売りしてしまうことになるので気をつけるように。
また、会社の規模が大きいから高く買ってくれるだろうと、有名店へ持ち込むことは、必ずしも高価になるとは限らないこともある。会社の規模や知名度が大きいと、宣言広告費などの経費分の収益を出さないといけないため、買取金額が安いケースも多々あるのだ。
そんな中で今回は、ブランド時計の買取額が少しでも高くなるための3つの知識を教えようと思う。
目次
1.ブランド時計の買取業者を学ぶ
まずはブランド時計を査定へ出す前に、どのような会社がブランド時計の買取をしているのか探すところから始まる。
店舗の有無や取り扱い商材の範囲、販路の広さなどの様々な観点から、一番ベストな業者を判断して欲しい。ブランド時計の買取において、様々な形態の業者がそれぞれの強みを生かして買取を行っているので、時計以外にも応用できる知識として、この機会に頭に入れておこう。
①ブランド品の専門店
ブランド時計を売る上で真っ先に思い付くのが、ブランド品の専門店ではないだろうか。
ブランド時計以外にも各種ブランドの取り扱いがあるため、時計と一緒に他のブランド品も一気に査定が出来て、時計以外のブランド品への下取り交渉も可能だ。ネットや店頭で、査定額に差があるケースがあるので、必ず両方確認するようにしよう。
ただし、アンティークな時計や専門知識が要求されるプレミア品については、場合によって買取が断られてしまうことや、取り扱い対象外の可能性もあるため、相場より大幅に安く買われる場合があるので注意が必要だ。
チェーン展開していたり、複数店舗がある場合は、お店毎に提示額が違うことも多々あるので、近場に複数店ある場合は色々回ってみるのも手だ。
②総合リサイクル店
様々な商材を取り扱っているので、特化して強いジャンルがある訳ではない。
ブランド商材の取り扱いがある総合リサイクル店は、専門の鑑定士が在籍しているので、ブランド時計でも買取を行ってくれる。様々な商材を取り扱う分、業界での販路が広いので、思わぬ高額査定を提示される場合があるのだ。
更に、ブランド品の専門店と違い、幅広い客層を集客しているため、ボーナス時期の衝動買いなどでブランド品が思わぬ売れ行きを見せる時がある。そんな時にはチラシなどでブランド品の買取をアピールすることもあるので、意外と穴場かも知れない。
しかし、取り扱い商材が多いため、ブランド品買取にどのくらい予算を割けるかは、時期やタイミングがあることを覚えておこう。実際に店舗やWEBサイトを見て、ブランド品コーナーの充実具合を見れば、力の入れ具合が簡単に分かる。
家にある不用品と共に査定に出す事で、査定金額に上乗せして貰える場合もあるので、キャンペーン情報などをチェックして、総合リサイクル店がブランド時計を最も買取りたい時期を見極めよう。
③時計専門店
時計を専門に取り扱うプロ鑑定士が在籍し、アンティークなものからプレミア品まで幅広く対応している。
専門店ということもあり、査定の提示額は高額になるケースが多いが、傷や汚れなどの部分でシビアな減額をされてしまう場合がある。時計専門店はマニア向けに販売するため、状態や付属品にも重点を置いているのだ。
完璧な状態で無い場合は、他より買取額が下がってしまう可能性もある。また、売り時には在庫過多になりやすい傾向があるので、複数の業者に査定してもらった方が無難だ。
また、オーバーホールの証明書などがあるならば、必ずその旨を伝えよう。古い時計の場合、買取った後にクリーニングする必要があり、その分安くなる傾向があるが、オーバーホールを行っていれば、クリーニングの工程を大幅に減らせるので、買取金額も多少上がったりすることがある。
電池交換なども直前にしておくと、査定中に秒針が止まってしまうなどのハプニングを未然に防ぐことが出来る。更には買取店の手間を省く事も出来るのでなるべく交換してから査定に出すように心掛けよう。
④質屋
質入れと聞くと、少し古風なイメージがあるのだが、現代でも画期的なシステムであることに変わりは無い。
質入れは、一旦質屋さんに品物を預けて、お金を貸してもらうというシステムである。期限までに、貸したお金+利息を返せば、再び預けた品物が戻ってくる。万が一返済出来ない場合は、取り立てる代わりに預けてあった品物を質屋が売る事で解決するので、お金を返さなくても問題はないのだ。
買取は勿論だが、即金でお金が必要なため、泣く泣く売りに出す場合には、後から買い戻せる質入れがおすすめだ。基本的に査定後はその場で質入れか買取か選べるので、値段によってどちらを利用するか選べるのもポイントとなる。
実はこの質入れ、買取よりも高い金額を手に出来るケースが多い。利息で稼げるので、ブランド時計を高額査定し、貸し付けるお金を多くする事が質屋にとって大事なことだ。
仮に質入れ後、お金が返せなくても、質屋はそのままロレックスを売るだけなので、取立てが来る心配は無い。もし一時金のためにブランド時計を売りたい方には、買戻しが可能な質入れが一番最適といえる。
⑤ネット買取専門店
昨今増えてきたのが、このネット買取専門店だ。
実際の店舗は持たずに、ネット上だけで販売や買取を行う形態の業者で、今増えてきている。店舗を持たない分、土地代や家賃などの運営面の金額が安いため、その分高くブランド時計の買取が出来るという仕組みだ。
しかし、宅配で品物をやり取りすることになるので、査定結果が届くまでに一週間前後掛かってしまうという欠点がある。更には、郵送時に紛失してしまうなどのトラブルに巻き込まれる場合や、査定のキャンセル時には着払いで品物が帰ってくるケースなど、悪質なパターンも存在する。
店舗が無い分、査定金額に期待は出来るが、しっかりと古物商の届出をWEBサイトに記載しているか、電話対応は丁寧か、などで総合的に判断するしかないのだ。
このように、ブランド時計の買取業者といっても様々な強みや弱みがある。貴方のブランド時計を高価買取するためには、どの業者が一番適しているかを考えて欲しい。
分かって頂けたと思うが、単に会社が大きいから高額で買取るという訳ではないので、規模で判断すると足元を掬われる結果になるだろう。
2.査定業者の選び方
さて、実際に業者の特性が分かったら、次に査定へと出す候補の会社を選ぼう。インターネットで「ブランド時計 買取」と検索すると約3,280,000件の結果が表示されるが、この中から優良な業者を探すのは一苦労だ。
検索結果に上位表示されてるから優良かと言われれば、答えはNOだ。会社の評判など関係なく、検索結果を良くするための技術を利用して上位にさせているのだ。事実、見知らぬ個人店なども上位に位置していることから、それが分かるだろう。
最近はLINE査定やメール査定など、便利な査定方法が色々ある。これらは概算額ではあるが、簡単にブランド時計の買取額を提示してもらえるので、色々な会社に査定を出してみる事をおすすめしたい。
その中から、自分の希望金額と近い業者と、まずは話をしてみよう。ただ、あまりにも高額を提示された場合には要注意だ。客の気を引くために高い金額を提示して、実際の本査定で大幅に減額する業者が存在するので、気を付けるように。
一々各社に査定依頼するのが面倒な場合は、ブランド時計の一括査定サービスを使ってみるといい。一回のお申し込みで最大8社まで査定の依頼が行えるので、簡単に自分の希望する金額の業者が見付かるだろう。
3.ブランド時計のお手入れを学ぶ
査定に出す前に、ブランド時計を綺麗にお手入れしておこう。
細かい事だと感じる人も多いと思うが、査定するのは人間であり、時計の状態は心象に影響する。雑に扱われた汚い時計に高い値段をつけたいと思う気持ちが芽生えるだろうか。しっかりとクリーニングし、購入時までとは言わないが、綺麗な状態にして査定に出そう。
金属ベルトの時計の場合
金属ベルトは錆に弱く、錆の原因である水分や油分を綺麗にする必要がある。手が被れてしまったり大きな錆が付いてしまう前に、定期的にお手入れする事が最も重要だ。
①時計全体を拭く
金属製のベルトは汗や皮脂で錆付く可能性があるため、着用後は吸水性の高い布などで、全体の汚れや油分を拭く。埃なども原因になってしまうため、着用せずとも一週間に一回は軽く拭く事をおすすめする。
静電気が起き難い布を使うことで、埃の吸着を防ぐことも出来るので、そういった布があれば用意しておこう。
これで完全に汚れが取れる訳ではないが、ある程度取れたら、次の工程に進む。
②ベルト周りや裏蓋を磨く
まずは目立たない所で、歯ブラシに水をつけて磨こう。
ベルトの内側や外側の隙間には汚れがかなり溜まっているので、歯ブラシで掻き出すように優しく擦る。コマの一つずつを丁寧に磨き上げて、裏蓋は内部に水が入らないように、乾いた歯ブラシでお手入れしよう。
中性洗剤などを使って磨くのも有効だが、時計の種類によっては傷が付く可能性があるので、使用前に取扱説明書などを確認しておくことが大切だ。
③爪楊枝で汚れを取りきる
歯ブラシで届かない場所や取れない汚れは、爪楊枝や竹串を使って掻き出してしまおう。
この際に時計を傷付けないように、力を入れすぎないように注意するべし。ティッシュなどを先端に巻いて傷付かないように工夫したりするといいだろう。
④仕上げ
全体的に汚れが取れたら、最後に水分が残らないように吸水性の高い布で拭き取ろう。
レンズの汚れはアルコールを少量吹き付けた綿棒などで優しく磨き、水分が無くなる様にしっかりと拭き取るように。最後はドライヤーの冷風で全体を乾かして終わりとなる。間違って熱風にしてしまうと、時計の内部機構が壊れる可能性があるので、冷風にするように。
皮ベルトの時計の場合
繊細な皮ベルトはしっかりとお手入れをしないとベルト部分が大きく痛んでしまう。汗や皮脂は勿論だが、乾燥などにも弱いためしっかりとケアすることが大切だ。
①ベルト部分の揉み洗い
浅いコップや洗面器に、40度程度のぬるま湯で少量の中性洗剤を溶かし、皮ベルトの部分を揉むように、撫でるように汚れを落とす。
ベルト部分の汚れが十分に落ちたら、すすぎ洗いで洗剤を落とし切ろう。金属ベルトと違い、水分で素材が柔らかくなる為、強く擦ったり歯ブラシなどで磨くことは絶対にしてはいけない。
②ベルトを乾かす
必ず日陰で、風通しの良い場所に2日間程度干すようにして、完全に乾かそう。
ドライヤーの冷風などは、皮ベルトの場合ひび割れの原因やボロボロに欠けてしまうので、絶対に使わないようにしよう。皮の種類によってはNGな洗剤もあるので、必ずお手入れの前に取扱説明書などを一読しておくように。
③仕上げ
少量のアルコールを吹き付けたタオルで、優しく時計全体を拭く様に磨こう。
拭き終わったら再度、風通しの良い場所で1~2時間程度乾かして、お手入れは終わりだ。皮ベルトの部分が思ったより乾燥してしまい気になるようであれば、革製品用の保湿クリームなどを塗ってもよい。
以上がお手入れの手法となる。
尚、特殊な素材や、傷が付きやすいアンティークなブランド時計は、オーバーホールなどで一気に綺麗にしてしまった方が確実で安全なので、専門業者を探してみよう。その際には、証明書が発行されることを確認し、大事にとっておくことを忘れずに。
4.ブランド時計買取の真実
ここまで読み通してくれた方は、「ブランド時計 買取」と検索した時よりも、高い査定額に繋がる知識を得ただろう。
そして、検索結果の情報を鵜呑みにしてはいけないことも十分に学んで頂けたかと思う。
この業界の真実として査定する人間やタイミング、その時の状況によって同じ品物でも全く違う査定金額を提示されることは当たり前なのだ。どの会社も私たちが一番と主張する中で、彼らの化けの皮をはがすには、他の会社と比較してしまう事が一番簡単である。だが、単純に申し込みを何回もするのは面倒だ。
更に、約3,280,000件の検索結果から優良店を探すのは膨大な時間が掛かる。ここから、お住まいの地域に対応していて、お手元のブランド品の買取を行っている会社を探さなくてはならない。
こうした中で、お住まい地域で一度に複数社へ査定を申し込める時計査定の窓口をご存知だろうか。時計の型番や写真などから簡単に査定のお申し込みが可能で、今の時計の価値が分かる。気に入れば売ればいいし、嫌なら寝かして時を待つのもいい。
一括査定に加盟している業者側も、複数社と競って見積もりを出すことから、価格面も高い金額を最初から提示する事が多いため、面倒な交渉も最低限で済む仕組みだ。更には、競うことを前提に真剣に買取を望む会社が揃っているので、対応の丁寧さや返信の早さには定評がある。
自ら探すのが面倒な場合は、こうした見積もりサービスで簡単に結果を受け取れるので、活用するといいだろう。
それでは、皆様のブランド時計の買取価格が一番良い値段になることを願って。
ご一読ありがとうございました。