「ロレックス(ROLEX)」といえば、製品の精度・耐久性の高さから、圧倒的な信頼と知名度を誇る高級時計ブランド。
その特徴の一つに、新品の正規品の生産数が少ないという点があります。そうした事情もあって、ロレックスの時計は中古であっても高額で買取されやすいものです。
そんな貴重なロレックスを売るなら、やはり損はしたくないですよね。そこで今回は、ロレックスを買取してもらう前に知っておきたい5つのポイントをご紹介します。
目次
1.高値で買取されやすいデザインはスポーツモデル&ゴールド系
ロレックスを売ろうと考えてはいても、自分が持っているロレックスの価値がどのくらいなのかよくわからないという方もいらっしゃるかもしれませんね。
現在売れやすいロレックスのデザインをご紹介しますので、ご自分のロレックスが当てはまるかどうかみてみましょう。
なお、以下の傾向は2018年6月現在のものであり、流行により変化する可能性があります。
デザインはドレスモデルより「スポーツモデル」
ご存知のことかと思いますが、ロレックスのデザインには、大きく分けて
- 人気の高い「スポーツモデル」
- 控えめな印象の「ドレスモデル」
の2種類があります。このうち特に高値がつきやすいのは、スポーツモデル。代表的なモデルは以下のとおりです。
- コスモグラフ デイトナ
- サブマリーナー
- シードゥエラー
- GMTマスターⅡ
- エクスプローラーⅠ、Ⅱ
機能性に優れたスポーツモデルは、ダイビング、レーシングなどでの使用に向けて作られたモデル。中でも「コスモグラフ デイトナ」は、最も高く売れやすい定番モデルだといわれています。
色はシルバー系より「ゴールド系」
現在、ロレックスの時計で高値がつきやすい色はゴールド系です。ゴールドにもさまざまな色味がありますが、中でもイエローゴールドやピンクゴールドは人気が高くなっています。
2.修理に出す前に!傷や故障があってもまずは査定を
長い間大切に扱ってきた時計であったとしても、傷がついたり、故障してしまったりすることはあるものです。その場合、少しでも高く買い取ってもらうために、ロレックスを修理に出そうと考えている方もいるかもしれません。
しかし、売ると決めたのなら修理に出さず、まずは買取査定に出すことをおすすめします。なぜなら、修理に出したとしても査定額が上乗せされるどころか、修理代のほうが高くついてしまうことがあるからです。
もちろん、査定の結果修理が必要となれば、査定額から修理代が引かれることになります。ただ、業者によっては社内に修理部門を置くことで、修理費用を抑えているところも。そのため、まずは査定に出してみるのがベストな方法です。
3.高値がつきやすい「アンティークロレックス」の修理には要注意!
世界中にコレクター・愛好家が存在するロレックス。彼らの中では、「アンティークロレックス」と呼ばれる古い人気モデルも注目を集めています。
アンティークロレックスは、ともすれば当時の定価を超える高値がつくこともある貴重な品。そんな時計を売るなら、せっかくの価値を落とすようなことはしたくないですよね。
例外もありますが、多くの場合、アンティークロレックスとは「1970年代以前に製造されたもの、リファレンスナンバー(型番)が4桁であるもの」を指します。リファレンスナンバーは、保証書に記載、または本体に刻印されています。
もし査定に出そうと考えているロレックスが「アンティークロレックス」に当てはまる場合、修理には特に注意してください。
なぜなら、メーカー修理に出したことで部品が新しいものに交換されると、価値が落ちてしまうことがあるためです。部品は発売当時のままであるほうが、高値がつきやすくなります。
本体の刻印はブレスレットを外すと確認できますが、無理に自分で行うことはおすすめしません。
というのも、ブレスレットのつけ外し作業によって傷をつけてしまったり、部品を紛失してしまったりするリスクがあるためです。こうした状態の悪さは、価格が下がる原因となってしまいます。保証書が見つからない場合はプロに確認してもらったほうがいいでしょう。
4.保証書がない場合は買取価格が下がってしまうことが多い
購入時に入手した保証書や箱など、ロレックスの付属品を保管していない…買取に何か影響があるのでは?と心配な方もいらっしゃるでしょう。
保証書の有無のみで買取不能になることはそれほどありません。しかし、買取価格には影響を与えます。
箱の不備であれば、一般的には何十万という減額にはなりません。しかし、保証書は、それが「確かに本物のロレックスであるかどうか」を証明する重要な書類です。
保証書がついていれば、大抵数千円〜数万円ほど価格が上がり、場合によっては何十万円もの差がつくこともあります。以下で詳しくみていきましょう。
熟練の鑑定士が見てくれる業者ならそれほど減額されない
高級時計の買取業者といっても千差万別で、中には鑑定士が在籍しない業者もあります。そうした業者で査定を受けた場合、保証書がないことで大きく減額されるケースも。
一方、熟練の鑑定士が査定を行うところであれば、保証書がなくても本物かどうかは見分けられます。そのため、保証書がないからといってそれほど減額されずに済むのです。
保証書がないという方は、このような鑑定士の質が高い業者へ買取に出すといいでしょう。
アンティークロレックスなら付属品による高額査定が狙いやすい
状態のいいアンティークロレックスなら、時計のみでも高い価値がつくことが多いです。ただ、付属品がついていれば、さらに高額での買取が期待できます。
保証書がついているのといないのとでは、数十万を超える差が出ることもあります。保証書のほか、箱やブレスレットのコマなどの付属品も揃っていれば、さらなる高額買取が狙えるでしょう。付属品を保管している場合は、必ずそれも一緒に査定に出すようにしてくださいね。
5.売却を悩むなら最適なタイミングを待つという手も
中には、ロレックスを売却するかどうか、まだ悩んでいる方もいることでしょう。そんな時は、今がそのロレックスを売るのに絶好のタイミングかどうかを確認してからでも遅くないかもしれません。いいタイミングの例として、以下が挙げられます。
- そのモデルが流行している
- ロレックスの買取価格が上がるキャンペーン期間
- ロレックスの定価が高くなった
- 購入したときより円安になっている
- 修理やメンテナンスが必要になった
これらのタイミングは、ロレックスを高値で売れるチャンスです。まだこういったタイミングにないなら、最適な時期を待って売却を考えてもいいでしょう。
とはいっても、売ることがほぼ決まっているのであれば、できるだけ早く売ったほうがいい場合もあります。手元に置いておくうちに傷がついたり壊れたりして、買取価格が下がる可能性もあるためです。一番いい状態で売ってしまえば、結果的に損をせずに済みます。
査定に出して適正価格を提示してくれる業者を選ぼう
以上、ロレックスを買取してもらう前に知っておきたい5つのポイントをご紹介しました。
具体的な買取価格は業者によって差が出るため、とにかく査定に出してみなければわかりません。今回ご紹介したことも参考にしつつ、できる限り複数社で査定額を出してもらい、最も適正な価格を提示してくれる業者を選びましょう。