ロレックスのサブマリーナは、1953年に発売され、現在も抜群の人気を誇っているスポーツ系オイスターモデルの時計です。
名前の通り潜水作業用に開発され、現行モデルでは300m防水と非常に防水機能に長けているところが特徴です。
もともとロレックスそのものの需要も高いので、買取店に持っていけばどんな型番でも安定した価格で買い取ってもらえるでしょう。
ただ、買取店に持っていくタイミングや持ち込む店によっては査定額に大きな違いが出ることがあるため、何も考えずに売りに出すと後悔することも…。
ここではロレックス・サブマリーナをより高値で売るためにぜひ知っておきたいポイントをわかりやすく3つにまとめてみました。
目次
1.売却するタイミングを考える
サブマリーナを高値で売りたいのなら、査定に出すタイミングは重要なポイントとなります。
ひと言にタイミングと言ってもいろいろありますが、大きくわけると以下の3つが注目どころです。
円安の時期を狙う
サブマリーナに限らず、ロレックスは世界中で愛されていることから世界各国で取引されています。そのため、売買価格は為替相場に大きく左右される傾向にあります。
日本からすると、円高の時は海外輸入のロレックスを安く購入することができ、逆に円安の時はロレックスを高く売ることができるというわけです。
為替相場は世界各国の政治情勢や経済情勢によって刻一刻と変動するので、もしサブマリーナを売ろうと思っているのなら、定期的に海外のニュースなどをチェックする習慣をつけると良いでしょう。
SNSのトレンドワードを見逃さない
ロレックスはいつの時代も安定した人気を誇っていますが、やはり一定のブームというのは存在します。
たとえば新商品が出た時はいち早く手に入れたい世界中のロレックス愛好家から注目が集まり、ブームが起こることがあります。
また、人気の俳優・女優や海外セレブ、一流アスリートなどが愛用すると一躍ブームになる可能性大。
かつてサブマリーナは、かの有名なスパイ映画「007」シリーズで主人公のジェームズ・ボンドが愛用していることから人気が急上昇した経緯があります。
昨今ではSNSの流行にともない、こうしたブームが瞬く間に発生することが多いので、SNSのトレンドワードに「ロレックス」「サブマリーナ」などのワードが出てきたら世間の動向にアンテナを立てておいた方がよいでしょう。
需要が高まっているので、査定額の大幅アップにつながりますよ。
モデルチェンジの頃合いを見計らう
モデルチェンジで注目されるのは新モデルばかりではありません。
新モデルの発売にともない、生産終了になってしまった旧モデルにもコレクターからの熱い視線が集まるのです。
むしろ今後安定して生産される新モデルよりも、流通量が限定されてしまった旧モデルのほうがプレミア品となり、人気が一気に高まることがあります。
実際に、とある買取ショップでは生産終了モデルであるサブマリーナの買取価格が2016年8月時点では650,000円だったところ、2年後の2018年8月には25万円アップの900,000円となっています。
一般的なブランド品であれば、発売から年月が経てば経つほど価格が下がるため、なるべく早めに売るのが理想と言われています。
しかしロレックスの場合、世界中にコレクターが存在するため、モデルチェンジによって生産終了になったモデルでも経年にかかわらず高く買い取ってもらえるのです。
こちらの例のようにむしろ経年とともに高値がつく場合もありますので、モデルチェンジの頃合いを見計らって売りに出すのも査定額をアップさせる大きなポイントと言えるでしょう。
2.ランダムシリアルのほうが高く売れる
ロレックスはかつて製造年によってアルファベットが付いたシリアル番号が割り振られており、アルファベットを見れば製造年がわかる仕組みになっていました。
しかし2010年からはランダムになり、シリアル番号を見ただけで製造年を判定することは困難になっています。つまり、ランダムシリアル=2010年以降製造ということで、比較的新しい時計と判断できるのです。
生産終了モデルの場合は旧モデルに人気が集まることもありますが、現行モデルの場合は製造年が新しいに越したことはないため、ランダムシリアルのほうが高値がつくのが一般的です。
実際に、同じモデルでほぼ同様の状態であっても、ランダムシリアルとそうでない場合では買取価格に10万円以上の差が出ることもあるんだそう。
ロレックスのシリアル番号は、ベルトをはずしたケース側面(6時側)や、文字盤の側面などに刻印されていますので、売りに出す前にチェックしてみましょう。
3.買取店の見極めも重要
サブマリーナのような人気モデルは需要が高いため、どの店でもそれほど多くの在庫を抱えていません。
そのため、ほとんどのショップで買取を強化していますが、同じ品を持ち込んでも査定額に大きな違いが出ることがあるので注意が必要です。
おすすめは、ロレックスの買取実績が豊富で、かつ世界中に販売ルートを持っている買取店。
ロレックスは国内だけでも十分な需要が見込めますが、世界中に愛好家がいるので、国外の販売ルートを持っている店のほうが高い相場で買い取ってもらえる可能性があります。
たとえば国内では買取価格の横ば、海外では価格が高騰していることもあり得ます。できるだけ広い販売ルートを持っている店を選んだほうが得策です。
サブマリーナを売るならタイミングと店選びが重要!
サブマリーナは人気モデルだからこそ、売るタイミングや査定に出す店を慎重に選びたいもの。
少しでも高値で売るためには、査定に出す前にこちらでご紹介した3つのポイントをしっかり抑えておきましょう。
場合によっては同じ品でも数万円の差が出ることがありますので、広く情報収集したり、複数の店に査定に出すなど、少々手間でも労を惜しまないほうがリターンは大きいと言えます。
ロレックスは経年による影響を受けにくいブランドなので、焦ることなく適切な時期とベストな店を模索しましょう。